社会

瀬戸内せとうちはなぜ雨あめが少すくない? — ため池いけと讃岐さぬきうどんが生うまれた地理ちり

日本にほんは雨あめの多おおい国くになのに、瀬戸内海せとないかいぞいだけは一いち年ねんを通とおして雨あめが少すくない。気候きこうの区分くぶんをおぼえるときの大切たいせつなポイントです。「なぜ?」まで説明せつめいできると、香川かがわのため池いけもうどんも、全部ぜんぶつながって覚おぼえられます。

2つの山地さんちが、雨あめのもとを両側りょうがわからさえぎっている

雨あめのもとになるのは、海うみからふきこむしめった季節風きせつふうです。ところが瀬戸内海せとないかいぞいの地域ちいきは、

と、両側りょうがわを山地さんちにはさまれています。しめった風かぜはそれぞれ山さんの手前てまえで雨あめや雪ゆきを降ふらせてしまい、瀬戸内せとうちに届とどくころにはかわいた風かぜになっている。だから夏なつも冬ふゆも雨あめが少すくないのです。「冬ふゆの日本海にほんかい側がわに雪ゆきが降ふるしくみ」の、ちょうど内側うちがわバージョンだと考かんがえるとわかりやすいでしょう。

中国山地と四国山地が両側から季節風をさえぎり、瀬戸内が晴れる図

雨あめが少すくない土地とちの、水みずをめぐる知恵ちえ

米こめ作づくりに水みずはかかせません。雨あめにたよれない讃岐さぬき平野へいや(香川かがわ県けん)の人々ひとびとは、昔むかしから水みずをたくわえる工夫くふうを重かさねてきました。

吉野川から香川用水を通ってため池へ水を運ぶ図

讃岐さぬきうどんも「雨あめが少すくない」から生うまれた

香川かがわといえばうどん。これも気候きこうの産物さんぶつです。雨あめが少すくない讃岐平野さぬきへいやでは、水みずをたくさん使つかう米こめだけにたよらず、乾燥かんそうに強つよい小麦こむぎの栽培さいばいがさかんになりました。その小麦こむぎから生うまれたのが讃岐さぬきうどんの文化ぶんか。香川かがわ県けんのうどん消費しょうひ量りょうは全国ぜんこくトップです。

雨が少ない→小麦→うどん、というつながりの図

「山やま2つ・池いけ・うどん」を1本ほんの線せんでおぼえる

山2つ・ため池・うどんの暗記アイコン

「雨あめが少すくない」というたった1つの事実じじつから、地形ちけい・水利すいり・食しょく文化ぶんかまでが芋いもづる式しきにつながっています。

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