インド式計算のしくみ — ×25も×99も、「くふう」でぱっととける
「インド式計算」という言葉を聞いたことがありますか。16×25や23×99のような計算を、筆算を書かずにぱっととく方法として有名です。魔法みたいに見えますが、しくみを知るとじつはシンプル。数のせいしつ(学校で習う、交換・結合などの計算のきまり)をうまく使った「計算のくふう」です。この記事では、代表的な3つのワザのしくみを紹介します。名前は「インド式」でも、中身は算数の教科書とつながっています。
×5のくふう — 半分にして、×10
5は「10の半分」。だから×5は、半分にしてから×10すればおなじことです。たとえば48×5なら、48の半分は24、それを10倍して240。×10は0をつけるだけなので、頭の中でも一瞬です。
かける順番を入れかえても答えが変わらない(交換法則)、まとめてかけてもよい(結合法則)という数のせいしつが、このワザの土台です。48×5=48×(10÷2)=(48÷2)×10、というわけです。
×25のくふう — 4でわって、×100
25は「100の4分の1」。25が4こ集まると100になります。だから×25は、4でわってから×100。

16×25なら、16÷4=4、4×100=400。25×16をまじめに筆算するより、ずっとはやくて、まちがえにくい。4でわり切れない数のときは、×5のくふうを2回使う手もあります。
×99のくふう — 100倍して、1こ分ひく
99は「100より1小さい数」。99こ分は、100こ分から1こ分をひいたのと同じです。

23×99なら、23×100=2300から23をひいて2277。「99こ買ったら、100こ買って1こ返したのと同じ」と考えると、イメージしやすいはずです。これは分配のきまり(23×99=23×100−23×1)そのものです。
ワザは「知っている」だけでは使えない
3つとも、しくみは1行で説明できるくらいシンプルです。でも、テストや買い物の場面でぱっと使えるかは別の話。「25を見たら4でわる」が反射で出てくるまで、くり返して体になじませることで、はじめて武器になります。
のびてんの暗算チャレンジには「×5のくふう」「×25のくふう」「99のかけ算」のテーマがあり、テンキーで答えてタイムを計りながら、ワザを反射のレベルまで練習できます。この記事のつぎに、ためしてみてください。